濃度と色相の検出
色度測定液体の工程中での色(色相、濃淡)測定は、精密な工程制御を保ち、製品品質仕様に適合させる上で欠かせません。色変化は、たとえば過加熱や希釈率、溶解した不純物の存在、最終製品の外観といった様々な工程中の変化を示します。optekの色度計を使い、インラインで色をモニタすることで、色素成分の注入や除去、着色の回避を精密かつリアルタイムに制御できます。
濃度測定
測定値は任意の波長における『濃度単位(ConcentrationUnit=CU)』で表示され、光と相互作用する当該成分の濃度と相関を持ちます。
二波長測定
厳選された光学フィルタの組み合わせによって、アプリケーションに適した波長に焦点を絞ることが可能になります。AF26はビームスプリッタを装備しており、2つの波長を同時に測定できます。2つ目の波長を使って(変動する)バックグラウンドの濁度を補正することができます。 測定の対象とする可視光波長の吸光度から濁度成分の補正を行う波長の吸光度を差し引くことで、真の色度測定になります。
C4000コンバータを利用し、APHA/Hazen, Saybolt, ASTM, ASBC, EBC, ICUMSAといった必要とするカラースケールに測定値を簡単に相関させることができます。コンバータは測定値を現場でも表示しつつ、アナログ出力あるいはPROFIBUS® PA, FOUNDATION™ Fieldbusを使って信号をPLCやDCSに送ります 。
optek AF26-VB-PV デュアルチャンネル校正オプション付吸光度計
プロセスの最適化
インライン色度計を使うことで不純物を検出し、製品損失を削減でき、製品品質をリアルタイムで連続的に保証します。さらに、インライン色度計はラボ測定にかかるコストや生産のコストを大幅に削減し、個人差やハンドリングエラーなどの人的エラーをなくします。また、連続測定により環境への害を防ぎます。
主なアプリケーション
食用油- 一貫した油の黄色度管理
- クロロフィル濃度管理
- 赤リン濃度管理
- 精糖品質のICUMSA/RBU色度測定(optek C4000にはBrix値入力のためのmA入力および計算機能があります)
- 油の使用量/色と濁度測定を最適化(最大240°C /464°Fまで対応可能)
- 品質管理として充填ラインでの最終工程モニタ
- 色素注入あるいは混合の制御の色度測定
- 水中のでんぷん含有量にもとづき、補給水をモニタ/最適化
- 果物ジュース中の固形物/果肉濃度をモニタ
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